アロマ特集の第二弾となります!前回はアロマセラピーの概要について触れましたが、今回は精油(エッセンシャルオイル)の持つ機能について少し詳しくお話したいと思います。
アロマセラピーはもともとヨーロッパが起源と言われていますが、人は大昔から植物の効果や効能を上手に生活に取り入れてきました。
古代エジプトではミイラの保存料に使われたり、17世紀に流行したペストに対して消毒や抗菌目的でハーブが使われた歴史があります。また、ティートリーというエッセンシャルオイルはオーストラリアの先住民の間で殺菌、消毒、けがや擦り傷の治療薬として長く重宝されてきたというエピソードも有名です。
前回、植物は生き延びるための一つの手段として芳香成分を蓄えていると書きましたが、虫や鳥などに食べられないように、菌に感染しないように、植物たちは抗菌や殺菌作用をもともと備えていて、その力を借りることで私たち人間も同じような恩恵を受けることができます。
ちなみに菌やウイルスの増殖を抑えるエッセンシャルオイルとしては、先ほど出てきたティートリーやペパーミント、ユーカリ、ヒノキなどが挙げられます。
エッセンシャルオイル自体は植物から採れる凝縮されたエッセンスであるため、そのまま私たちの体につけたりすることはおすすめできません。(スキンケアやマッサージに使用する場合は決められた濃度以下に薄めることが大前提となります。)
今回はエッセンシャルオイルを私たちが暮らす環境にどう取り込めるかに特化してお話していきたいと思います。
エッセンシャルオイルを空間に噴霧することで空気環境の改善に役立ち、清潔さを保つだけではなく、香り本来がもつ心地よさを感じることでリラックスしたりリフレッシュしたりと副次的な効果も期待できます。
香りを空間に広げる方法はいくつかあって、前回ご紹介したようなファンを使う卓上タイプから自然蒸散させるストーン、オフィスなどさらにより広い空間を香りで満たそうとする場合にはエッセンシャルオイルを細かい粒子にして広げるタイプのディフューザーが主流です。
こちらのディフーザーはAll-in-Oneタイプで、噴霧する時間帯をタイマー設定できますので、オフィスや店舗等でもコンスタントに使っていただけます。
ホテルや商業施設などではディフューザーを空調に接続することでより効率よくエッセンシャルオイルを拡散していることころも多々見受けられます。
ただ、効果や効能が期待できるからと言って、例えばペパーミントの香りだけを噴霧してしまうと、その空間を共有している人全員がペパーミントの香りが好きであれば問題ないのですが、人それぞれ感覚が異なることは当たり前で、この香りは苦手、と感じる人もいます。
そこで「ブレンド」という手法が役に立ってくれます。料理をするとき、塩だけの単純な味付けよりも、コショウやハーブ、お肉や魚、野菜など色々な味がミックスされることで食べやすくなったり、食べられなかった食材がなぜか食べられるようになったりしますね。
香りも同じで、単体では苦手という印象でも、何かと混ぜることで受け入れやすくなるメリットがあります。
最近はアロマについての実証実験も進んできていますが、コロナがまだまだ気になる昨今ですので、一つ抗ウイルスに関連のあるデータをご紹介したいと思います。
ユーカリを中心にブレンドしたアットアロマの香りシリーズ CLEAN air を使って空気中の浮遊ウイルスをターゲットとして試験を行った結果、香りを噴霧する以前の浮遊ウイルスの量と、噴霧し始めて180分後のウイルスの量を比べてみたところ90%以上のウイルス除去率があることが分かりました。
注1)実使用空間での実証効果ではありません。また、すべての菌やウイルスに効果があることを保証するものではありません。注2) 菌やウイルスを抑制する効果はありますが、感染の予防を保証するものではありません。
試験結果からもお分かりいただけるように、空気の入れ替えができない場所や、空気がこもりがちな空間にもおすすめです。弊社でもオフィスのエントランスに上記のAll-in-Oneタイプのディフューザーを設置していますが、オフィスの空気をフレッシュに保ってくれて、さらにユーカリブレンドのアロマで抗菌対策も同時にしています。
メンタル面だけでなく、環境面からも私たちの生活をサポートしてくれるアロマを上手に取り入れて、新しい生活スタイルをより快適に過ごしていきましょう!
弊社ではAt Aroma社のアロマ、ディフューザーの販売代理をしています。香りのサンプルもお試しいただけますので、ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。
*情報&写真提供:At Aroma社