6月はReturn to workplace月間とも巷では言われているようですが、皆さんのオフィス復帰のご予定はいかがですか?
企業の担当の方々は、従業員が安心してオフィスに戻れるよう日々対応に追われている事と思います。インテリアのプロとして、お客様から寄せられるご質問の中にSocial Distancingをどう確保したら良いのかというのがあります。今日は今お持ちの家具をできる限り再利用して、6’のSocial Distanceが取れるオフィスのレイアウト変更の参考例をいくつかご紹介させていただきたいと思います。
1. パネル付きワークステーションにおけるレイアウト案
現状:人間工学に基づいて高さ調節ができるデスク・ストレージやパネルを使った個人スペースの確保
Short-Termでの追加変更点:中央のテーブルに設置されているストールを撤去する事で密集を回避・文房具等を最小限に抑える事でクリーニングを安易に
Long-Termでの追加変更点:透明な縁なしパネルを既存のパネルに追加することで、パネルが更に高くなり個人スペースの安全性の強化・ワークステーションに付随するベンチ式ストレージ(トップにクッションが付いていたりして、社内でのカジュアルミーティングが可能)の上に植物等の物を置くことで、スタッフの密集、密接を避ける
2. ベンチ式オープンオフィスにおけるレイアウト案
現状:クリーニングのしやすさが利点のベンチ式デスクは必要に応じて資材の交換も可能・個人の私物に対しては必要に応じてロッカールームが支給
Short-Termでの追加変更点:6席から4席へと席数削減・個人のワークポイントに私物を管理できるロッカーを設置して、ロッカールームでの密集を避ける
Long-Termでの追加変更点:対向デスクとの仕切りとしてスクリーンの設置・充分な高さのパネルを用いた個人スペースの確保
3. ランチルームのレイアウト案
現状:クリーニングのしやすさ重視で選択した資材による家具を使用
Short-Termでの追加変更点:ボックスシートは片側を撤去して対面を避ける・クリーニングプロトコールの設定・ブース間に充分なスペースを取る・席数を全体的に削減して密集を回避する・会話をする際にも充分な空間が取れるようなスペース配分
Long-Termでの追加変更点:基本はShort-Termと一緒。スペースが許せば、テーブル数を増やせるレイアウトプランの提案も可能。
また、従業員の安心感そして安全性を高めるために、デスクトップに設置できる各種のスクリーンも良くお問い合わせをいただくアイテムです。
社内ですぐ簡単に出来る事から、プロのコンサルテーションを受けてから検討したい案件まで色々あるかと思います。私たちはオフィスデザインをする際、ただ単にSocial Distancingが取れていれば良いというだけでなく、企業カルチャー、ワークフロー等を考慮して実用的且つ快適な空間をご提案しています。
お問い合わせはこちらからお気軽にどうぞ。